目標とするMavenフェーズと、アーティファクトのデプロイメント先とするリポジトリーに従って、Talendが提供するパイプラインスクリプトを設定してプロジェクト項目を生成します。
パラメーターの一部には、以前に定義したmaven_settingsファイルと、Jenkinsに保存した認証情報が使用されます。パイプラインの設定で使用できるTalendMavenのパラメーターに関するその他の情報は、TalendのカスタムMavenビルドのオプションをご覧ください。
手順
- JenkinsのホームページからTalendSimplePipelineを選択します。
- 左パネルで[Build with parameters] (パラメーターでビルド)をクリックし、パイプライン共有ページを開きます。
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スクリプトで定義されている環境変数(Gitプロジェクト名とブランチ、ジョブ名/バージョン/タイプ、Mavenゴール、リポジトリーURLなど)に独自の値を設定します。
ヒント:
- 各フィールドの説明に示されているパラメーターをコピーし、対応するパラメーターフィールドに貼り付けることができます。
- また、Talendが例として提供しているjenkins_talend_helper.groovyスクリプトで<>参照を直接検索し、お使いの環境に合った値に置き換えることもできます。スクリプトは、このページの[Downloads] (ダウンロード)タブで見つかります。
例
CICDというプロジェクト、バージョンが0.1のmy_simple_job、my_complex_job、my_other_complex_jobという各ジョブをcicd4talendというDockerイメージにデプロイする場合の値は次のようになります。パラメーター デフォルト値の例 GIT_PROJECT_LIST CICD;https://github.com/talenduser/CICD.git;main
JOBS_TO_BUILD jobs/process/my_simple_job_0.1,jobs/process/my_complex_job_0.1,jobs/process/my_other_complex_job_0.1
MVN_GOALS clean deploy -Pdocker
TALEND_CI_RUN_CONFIG -Dlicense.path=license -Dtalend.studio.p2.base=https://update.talend.com/Studio/8/base -Dtalend.studio.p2.update=https://update.talend.com/Studio/8/updates/latest -Dorg.slf4j.simpleLogger.showDateTime=true -Dorg.slf4j.simpleLogger.dateTimeFormat=HH:mm:ss,SSS
注:- Talendは、ビルド時にTalend CommandLineを自動的にダウンロードしてインストールできるよう-Dtalend.studio.p2.updateパラメーターか、ローカルの生成タイプを使用することをお勧めします。
- Talendは、1台のマシンでTalend CommandLineを同時に2つ以上実行することはお勧めしません。これを防ぐ最も簡単な方法は、サーバーでのエグゼキューターの数を1つに制限することです。
TALEND_CI_BUILD_OPTIONS -Dtalend.docker.name=cicd4talend -Djkube.docker.push.registry=talenddockerregistry -Djkube.docker.username=talenduser -Djkube.docker.password=Talenddock3rpassw0rd
警告: 構文の要件:- GIT_PROJECT_LISTパラメーターの値は大文字でなければならず、それ以外の場合はビルドエラーが発生する可能性があります。プロジェクト名に特殊文字を必要とするか、または最終構文に疑問がある場合は、プロジェクトの親pom.xmlファイル(<project>/poms/pom.xml内のtalend.project.name変数)で確認できます。
- ジョブ/ルート/サービスの元の名前に大文字が含まれていた場合でも、JOBS_TO_BUILDパラメーターの値は小文字でなければなりません。これは、ビルドの起動に必要な.pomファイル内ではアーティファクトがすべて小文字であるためです。
- -SNAPSHOTサフィックスはバージョン値に手動で追加しないでください。スナップショットとリリースはバージョン自体から切り離されており、Studioの環境設定からのみ操作する必要があります。各アーティファクトのデプロイメントバージョンを一括変更をご覧ください。
- [Build] (ビルド)をクリックすると、変更内容が反映されてアーティファクトがビルドされます。