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tSystemの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準 ジョブのフレームワークで実行されているtSystemを設定するために使われます。

標準tSystemコンポーネントは、システムファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Use home directory] (ホームディレクトリーの使用)

このチェックボックスをオンにすると、専用ディレクトリーの名前とパスを変更できます。

[Use Single Command] (単一コマンドの使用)

必要なコマンドが非常に単純な場合、たとえばパラメーターが1つだけでスペースがない場合は、このオプションを選択して[Command] (コマンド)フィールドをアクティブにします。このフィールドには、単純なシステムコマンドを入力します。構文はチェックされないことにご注意ください。

情報メモ警告:

Windowsの場合、現在のフォルダーから起動するファイルが保管されているフォルダーに直接渡すことはMS-DOSコマンドにより許可されません。そのため、ファイルを起動するには、初期コマンドを使用してて現在のフォルダーを変更してからファイルを起動する必要があります。

[Use Array Command] (配列コマンドを使用)

このオプションを選択すると、[Command] (コマンド)フィールドがアクティブになります。このフィールドに、システムコマンドを1行に1つのパラメーターの配列で入力します。

たとえばLinux向けの配列では、連続するスペースを指定して以下のコマンドを入力します:

                        "cp"
                        "/temp/source.txt"
                        "/temp/copy  to/"
                     

標準[Output] (出力)および[Error Output] (エラー出力)

処理データの転送先となる出力のタイプを選択します。

 

[to console] (コンソールに出力): データは[Run] (実行)ビューに渡されて表示されます。

 

[to global variable] (グローバル変数に出力): データはtSystemコンポーネントにリンクされた出力変数に渡されます。

 

[to console and to global variable] (コンソールおよびグローバル変数に出力): データは[Run] (実行)ビューおよびtSystemコンポーネントにリンクされた出力変数に渡されます。

 

[normal] (通常): データは後続のコンポーネントに渡されます。

[Schema] (スキーマ)および[Edit Schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Sync columns] (カラムを同期)をクリックして、ジョブの先行コンポーネントからスキーマを取得します。

 

[Built-In] (組み込み): このコンポーネントのみのスキーマを作成して、ローカルに保存します。関連項目: Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブフローチャートで再利用できます。関連項目: 『 Studio Talendユーザーガイド』をご覧ください。

[Environment variables] (環境変数)

[+]ボタンをクリックして、必要な数のグローバル変数を追加します。

[name] (名前): 新しい変数の構文を入力します。

[value] (値): コンテキストに基づいてこの変数の値を入力します。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

OUTPUT: プロセスの標準出力。これはAfter変数で、文字列を返します。

ERROROUTPUT: プロセスのエラー出力。これはAfter変数で、文字列を返します。

EXIT_VALUE: プロセスの終了コード。これはAfter変数で、整数を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、Talend経由の処理フローに統合する他のアプリケーションを既にデプロイしている会社で使用できます。

[Connections] (接続)

外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク):

Row_main.

[Trigger] (トリガー): On Subjob Ok; On Subjob Error; Run if

受信リンク (あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク):

[Row] (行): メイン、拒否、反復する

[Trigger] (トリガー): On Subjob Ok; On Subjob Error; Run if; On Component Ok; On Component Error; Synchronize; Parallelize

接続に関する詳細は、 Studio Talendユーザーガイドをご覧ください。

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