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入力フローの結果を一時的な場所に保管

このジョブでは、大きいデータのセットを処理する時、または入力フローが複雑である場合、処理時間を短縮するために、入力フローの結果は一時的な場所(ファイルとメモリ(キャッシュ)のどちらか)に保管されます。

このジョブは、次のコンポーネントを使用します。

  • tFileInputDelimitedtReplicate、2つの入力フローを作成する2つのtMapコンポーネント。
  • 2つのtHashOutputコンポーネントと一時的な場所からの結果を保管および使用するtHashinputコンポーネント。
  • 3つ目のtMapコンポーネントとコンソールに結果を出力するtLogRow

手順

  1. ワークスペースにtFileInputDelimitedコンポーネント、Replicateコンポーネント、tMapコンポーネント、tHashOutputコンポーネントを追加し、それらの間に[Row > Main] (行 > メイン)リンクを作成して、上に示すように入力フローを2つ作成します。
    情報メモ注: tHashInputtHashOutputはTechnicalファミリーからのコンポーネントで、デフォルトでは非表示になっています。

    これらのコンポーネントの使用方法に関する詳細は、Talend Help Center (https://help.talend.com)でtHashInput/tHashOutputコンポーネントが見つかる場所という記事をご覧ください。

  2. 2つのtFileOutputDelimitedコンポーネントかtHashOutputコンポーネントのどちらかを使って、結果をtMap_1またはtMap_2から任意の場所に保管します。
  3. 次に、tFileInputDelimitedコンポーネントを使って一時ファイルまたはtHashInputコンポーネントを使ってメモリから、サブジョブでデータを読み取ります。上記のジョブの例では、結果はメモリ内にキャッシュされます。
  4. tHashIntput_1[Basic settings] (基本設定)ビューで、[Component list] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストからtHashOutput_1を選択します。

    この設定はtHashInput_1をtHashOutput_1にリンクします。

    情報メモヒント: tHashOutput_1は、tMap_1からメモリ内に結果をキャッシュするために使用されます。tHashOutput_2は、tMap_2からメモリ内に結果を使用するために使用されます。メモリからデータが取得されるには、tHashInput_1コンポーネントは、tHashOutput_1コンポーネントと、tHashInput_2コンポーネントは、tHashOuput_2コンポーネントとそれぞれリンクされている必要があります。
  5. tHashIntput_2[Basic settings] (基本設定)ビューで、[Component list] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストからtHashOutput_2を選択します。

    この設定はtHashInput_2をtHashOutput_2にリンクします。

  6. 次に、tFileInputDelimitedコンポーネントを使って一時ファイルまたはtHashInputコンポーネントを使ってメモリから、サブジョブでデータを読み取ります。上記のジョブの例では、結果はメモリ内にキャッシュされます。

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