メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

tSambaOutputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSambaOutputを設定するために使われます。

標準tSambaOutputコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのサブスクリプションベースのTalend製品で使用できます。

情報メモ注: このコンポーネントは、Talendが提供する8.0 R2022-02以降のStudio Talendマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。

    このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)を選択した場合、このオプションは利用できません。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、親ジョブと子ジョブの間の既存の接続を共有したい場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、次のように実行します。
  1. 親レベルで、共有するデータベース接続を、そのデータベース接続そのものを作成する接続コンポーネントの[Basic settings] (基本設定)ビューに登録します。
  2. 子レベルで、登録済みのそのデータベース接続を読み取るために専用の接続コンポーネントを使用します。

ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、データベース接続を共有をご覧ください。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

ジョブで接続されている先行コンポーネントからスキーマを取得するには、[Sync columns] (カラムを同期)をクリックします。

[Host] (ホスト)

SambaホストのIPアドレスまたはホスト名。

このフィールドは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)オプションを選択した場合は利用できません。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

Sambaホストへのアクセスに必要な認証情報を入力します。

パスワードを入力するには、[Password] (パスワード)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、[Enter a new password] (新しいパスワードを入力)ダイアログボックスを表示させ、テキストフィールドにパスワードを入力して[OK]をクリックします。パスワードは、[pure password] (純粋なパスワード)モードではJSON文字列で、[Java mode] (Javaモード)ではJava式として入力できます。テキストフィールドの上部にある[switch to Java mode] (Javaモードに切り替え)または[switch to pure password mode] (純粋なパスワードに切り替え)をクリックすることで、2つのモードの間で切り替えられます。
情報メモ注:
  • この2つのパスワードモードは、Talendが提供する8.0.1 R2022-05以降のStudio Talendマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。
  • Talendが提供する8.0.1 R2022-05以降のStudio Talendマンスリーアップデートがインストールされていない場合は、[Java mode] (Javaモード)でのみパスワードを入力できます。

これら2つのフィールドは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)オプションを選択した場合は利用できません。

[Domain] (ドメイン)

Sambaのホストドメイン名を入力します。

このフィールドは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)オプションを選択した場合は利用できません。

[Share directory] (ディレクトリーを共有)

目的のファイルが存在する共有ディレクトリーの共有名を入力します。この共有ディレクトリーは、リモートファイルの親ディレクトリーとなります。

[Remote file] (リモートファイル)

データの書き込み先ファイルへの相対パスを入力します。ファイルが既に存在する場合は上書きされます。

[File type] (ファイルタイプ)

ファイルタイプとしてJSONCSVのいずれかを選択します。

[Line separator type] (行区切りタイプ)

行区切りとして、[Windows type] (Windowsタイプ)[Linux type] (Linuxタイプ)[Other] (その他)のいずれかを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、[Line separator string] (行区切り文字列)フィールドで行区切りを指定します。

このオプションは、[File type] (ファイルタイプ)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

[Encoding type] (エンコーディングタイプ)

ドロップダウンリストで、[UTF 8][ISO-8859-15][Other] (その他)のいずれかのエンコーディングタイプを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、[Custom encoding] (カスタムエンコーディング)フィールドでエンコーディングを指定します。

このオプションは、[File type] (ファイルタイプ)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

[Set header] (ヘッダーを設定)

このオプションを選択すると、先頭行をヘッダーとして扱うことができます。ヘッダーとして扱う行数は[Number of lines] (行数)フィールドで指定できます。

このオプションは、[File type] (ファイルタイプ)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

[Field separator type] (フィールド区切りタイプ)

ドロップダウンリストでフィールド区切りを選択します。

[Other] (その他)を選択した場合は、区切りとして扱う文字を[Field separator] (フィールド区切り)フィールドに入力します。

このオプションは、[File type] (ファイルタイプ)ドロップダウンリストでCSVを選択した場合に利用できます。

情報メモ注: 現在、Spaceはフィールド区切り文字としては使用できません。

[Create directory] (ディレクトリーを作成)

このオプションを選択すると、[Remote file] (リモートファイル)フィールドで指定されたディレクトリーが存在しない場合はファイルにデータを書き込む前に作成されます。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

[Max batch size] (最大バッチサイズ)

バッチで書き込める最大行数を指定します。

グローバル変数

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

NB_LINE

処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、Samba v2またはv3でCSVファイルやJSONファイルに書き込み、フィールド区切り値でフィールドを分離するために使用します。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツに、タイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合は、お知らせください。改善に役立たせていただきます。