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tSAPADSOInputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSAPADSOInputを設定するために使われます。

標準tSAPADSOInputコンポーネントは、ビジネスファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのサブスクリプションベースのTalend製品で使用できます。

情報メモ注: 「このコンポーネントにはsapjco.jarが必要です」と表示されたら、モジュールをダウンロードし、SAP Java Connectorの手順をご覧ください。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

  • [Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

  • [Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。

[Connection type] (接続タイプ)

ADSOデータを取得する方法([Hana JDBC][SAP JCO 3])を選択します。
  • [Hana JDBC]: SAP HANAデータベースへのJDBC接続を通じて、ADSOデータを取得します。
  • [SAP JCO 3]: SAP Java Connectorを通じて、ADSOデータを取得します。
情報メモ注: このオプションは、Talendが提供するR2021-12以降のStudio Talendマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Host] (ホスト)

データベースのIPアドレスまたはホスト名。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]が選択済みである場合に利用できます。

[Port] (ポート)

データベースのリスニングポート番号。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]が選択済みである場合に利用できます。

[Table Schema] (テーブルスキーマ)

テーブルスキーマの名前。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]が選択済みである場合に利用できます。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

データベースユーザー認証データ。

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、[OK] をクリックして設定を保存します。

これらの2つのオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]が選択済みである場合に利用できます。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Name] (名前)

データを取得するアクティブな詳細データストアオブジェクトの名前を入力します。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]が選択済みである場合に利用できます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

このチェックボックスをオンにし、表示された[Connection configuration] (接続設定)ドロップダウンリストから、再利用する該当するデータベース接続が設定されているコンポーネントを選択します。

ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている場合、リストには同じジョブレベルの接続コンポーネントだけが表示されます。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Server Type] (サーバータイプ)

接続するSAPサーバーのタイプ([Application Server] (アプリケーションサーバー)または[Message Server] (メッセージサーバー))を選択します。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Client] (クライアント)

SAPシステムのクライアントID。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[UserId] (ユーザーID)[Password] (パスワード)

ユーザーの接続IDとパスワード。

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、[OK] をクリックして設定を保存します。

これらの2つのオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Language] (言語)

SAPシステムの言語。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Host name] (ホスト名)

SAPサーバーが実行されているホストの名前またはIPアドレス。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[System number] (システム番号)

SAPのシステム番号。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みで、[Application Server] (アプリケーションサーバー)ドロップダウンリストから[Message Server] (メッセージサーバー)が選択済みである場合に利用できます。

[System ID] (システムID)

SAPのシステムID。

このフィールドは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択され、[Server Type] (サーバータイプ)ドロップダウンリストから[Message Server] (メッセージサーバー)が選択されている場合に利用できます。

[Group Name] (グループ名)

SAPのグループ名。

このフィールドは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択され、[Server Type] (サーバータイプ)ドロップダウンリストから[Message Server] (メッセージサーバー)が選択されている場合に利用できます。

[Service name] (サービス名)

オペレーショナルデルタキューの名前。

詳細は、Introduction to Operational Delta Queuesをご覧ください。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Subscriber name] (サブスクライバー名)

SAPからのデータをコンシュームするサブスクライバーの名前。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Subscriber process name] (サブスクライバープロセス名)

サブスクライバープロセスの名前。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Execute a full extraction] (フル抽出を実行)

フル抽出を実行してSAPシステムからすべてのデータを取得する場合は、このチェックボックスを選択します。デフォルトでは、このチェックボックスはオフになっており、デルタ抽出が実行されて、変更されたデータのみが取得されます。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Reset subscriber] (サブスクライバーをリセット)

サブスクライバーをリセットして最初のロードを実行する場合は、このチェックボックスを選択します。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Selection Group] (選択グループ)

取得するデータのフィルタリングに使う検索条件を指定します。[ + ]ボタンをクリックして必要な行数を追加します。各行が検索条件となります。各条件に以下の属性値を設定するために使われます。

情報メモ注: このコンポーネントは、このフィールドに設定されたすべての条件を満たすデータレコードを取得します。
  • [Column] (カラム): 取得されたデータをフィルタリングする時のベースとなるスキーマカラムの名前を入力します。

  • [Sign] (記号): ドロップダウンリストから、IncludeまたはExcludeを選択します。

    • Include: 条件を満たすデータが取得されます。

    • Exclude: 条件を満たさないデータが取得されます。

  • [Operator] (演算子): ドロップダウンリストから、検索条件の設定に使うデータフィルター演算子を選択します。

  • [Value] (値): 検索条件の構成に使用する検索値を指定します。ワイルドカード文字はサポートされていません。

  • [High value] (高値): Between演算子の検索条件を構成するために使う別の検索値を指定します。

    日付型のカラムを使用してフィルターを指定する時は、[Value] (値)カラムと[High Value] (高値)カラム内の日付と時刻の値は、yyyyMMddおよびHHMMSSの形式にする必要があります。これは、スキーマエディターで定義した形式とは異なる場合があります。ワイルドカード文字はサポートされていません。

このテーブルは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[Specify a shared destination] (共有デスティネーションを指定)

このチェックボックスをオンにして、表示された[Shared destination name] (共有デスティネーションの名前)フィールドに共有デスティネーションを指定します。共有デスティネーションにより、SAPのコンポーネントは、Talend RuntimeコンテナーOSGi環境内でESBルートまたはESBデータサービスの一部として実行された時に、Talend Runtimeの共有デスティネーションを使えます。

コンポーネントで共有デスティネーションの名前を指定するだけでなく、Talend RuntimeのSAP DataSourceを設定する必要もあります。SAP DataSourceを定義するうえで必要なことと、それを設定する方法は、Talend ESBパッケージの/add-ons/datasource/sapフォルダーに含まれているreadme.txtに記載されています。

コンポーネント自体の接続設定を使う場合、SAP接続はコンポーネントの末尾で閉じることになります。これを防ぐには、共有デスティネーションを名前を指定した状態で使ってください。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

詳細設定

[Additional JDBC Parameters] (追加のJDBCパラメーター)

parameterName1=value1&parameterName2=value2&...という形式で追加のJDBCパラメーターを入力します。このフィールドでは、高度なDataStoreオブジェクト用のメタデータを提供できます。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[Hana JDBC]を選択する場合に利用できます。

[Fetch size] (フェッチサイズ)

BAPI コールやリクエストに応答してSAP BWデータベースから返される結果セットの最大サイズ(行数)を入力します。

デフォルトの値である-1を指定すると、デフォルトのフェッチサイズが使われます。このフェッチサイズはSAP側のJavaコードやBAPIによって決定されます。

ジョブに割り当てられたメモリスペースと、要求されたフィールドの数に応じてこのフィールドを設定することをお勧めします。与えられたメモリスペースにより、要求されたフィールドの数が多ければ多いほどフェッチサイズは小さくなります。

このオプションは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みである場合に利用できます。

[SAP Properties] (SAPプロパティ)

使用中のSAPシステムでカスタム設定を使用する必要がある場合は、カスタマイズするプロパティをこのテーブルで設定します。例:
  • SAPシステムとStudio Talendの間にUnicode接続を確立するには、jco.server.unicodeプロパティを追加してその値を1に設定する必要があります。これらのプロパティは、SAP Java Connector 2.xを使用している場合に機能します。SAP Java Connector 3.0以降のバージョンでは不要です。

  • セキュリティで保護されたネットワーク通信(SNC)を使用してSAP接続を設定するには、このフィールドに以下のプロパティを追加し、設定する必要があります。

    • jco.client.snc_mode
    • jco.client.snc_myname
    • jco.client.snc_lib=.../sapcrypto/sapcrypto.dll
    • jco.client.snc_partnername
    • jco.client.snc_qop
    情報メモ注: 上記プロパティの値はシステム環境によって異なります。プロパティの設定方法が不明な場合は、SAPシステムの管理者にお問い合わせください。

    SNCパラメータの設定については、SNC の設定をご覧ください: SNCをサポートするRFC通信パスを使用したAS ABAPへの外部プログラム

このテーブルは、[Connection type] (接続タイプ)ドロップダウンリストから[SAP JCO 3]が選択済みで、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Using an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスが選択されていない場合に利用できます。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

ERROR_MESSAGE

エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、ジョブまたはサブジョブの開始コンポーネントとして使い、常に出力リンクが必要です。

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