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ワークフローのアクセスセキュリティを設定する

Studio Talendでは、ワークフロープロセスを使用してマスターデータをアップデートする場合は、ユーザーに特定のセキュリティアクセス権を設定できます。

通常、特定のステップでワークフローに介入する必要のあるユーザーを定義する時は、BPMパースペクティブでワークフローアクターを管理する(タスクの割り当て) (英語のみ)をご覧ください。これらのユーザーは、ワークフロー内で変数として定義されたすべての属性に対する書き込みアクセス権を持っています。ただし、Talend MDM Web UI内のレコードを参照する時にこれらの属性のいくつかに対する限定的なアクセス権([Read-only] (読み取り専用)または[Hidden] (非表示)など)を設定できます。

情報メモ警告: MDMのシステムロールは同期されないため、同一のワークフロー内では使用しないでください。

始める前に

Studio TalendからMDMサーバーに接続されており、BPMパースペクティブで、少なくとも1つのワークフローが作成済みで、1つのユーザーロールが定義済みであること。

このタスクについて

ワークフロープロセスを通じてマスターデータにアクセス権を設定するには、以下のようにします:
情報メモ注: 次の手順は、ゼロからのワークフローのデザイン (英語のみ)で作成したワークフローをベースとしています。

この例では、BPMパースペクティブでワークフローアクターを管理する(タスクの割り当て) (英語のみ)で述べたDemo_Userロールのワークフローセキュリティを設定します。

Demo_Userロールは、Productビジネスエンティティ内の製品価格の変更を検証する役割のみを担います。また、このロールはPrice属性のみに対する書き込みアクセス権を必要とするため、同じビジネスエンティティ内のName属性に読み取り専用アクセスを許可できます。

手順

  1. [MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービューで、[Data Model] (データモデル)ノードの下にあるデータモデル(この例ではProduct)に移動し、それをダブルクリックします。
    データモデルエディターが表示されます。
  2. Productエンティティを展開し、Name属性に移動し、右クリックして[Set the Workflow Access] (ワークフローアクセスを設定)を選択します。
    ダイアログボックスが表示されます。
  3. ボタンをクリックして、テーブル形式のリストに新しい行を追加します。
  4. [Roles] (ロール)カラムで行をクリックし、リストからDemo_Userロールを選択します。
  5. [Workflow] (ワークフロー)カラムで行をクリックし、アクセスを制限するワークフローの名前(この例ではProduct_Product)をリストから選択します。
  6. [Access Rights] (アクセス権)カラムをクリックし、リストから[Read-only] (読み取り専用)を選択します。
  7. [OK]をクリックして変更の妥当性チェックを行い、ダイアログボックスを閉じます。
    情報メモ注: 変更がランタイムに反映されるようにするには、変更をサーバーにデプロイする必要があります。

    定義済みのワークフローアクセス権を表す注釈が、Productビジネスエンティティ内のNameノードのAnnotationsフォルダーの下に表示されます。

    今後は、Demo_Userロールが割り当てられているビジネスユーザーがTalend MDM Web UIを通じてワークフロータスクにアクセスすると、タスク詳細情報のNameフィールドは読み取り専用となります。

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