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マイクロサービスを実行

マイクロサービスにビルドしたジョブやルートは、スタンドアロンモードではTalend Studioから独立して実行できます。

マイクロサービスの.jarファイルを実行する場合は、コンソールウィンドウで次の操作を行います:

  1. マイクロサービスの.jarファイルがあるディレクトリーに切り替えます。

  2. 次のコマンドを入力します。

    java -jar <ArchiveFileName> --context=<context_environment_name> --configuration.additional-location=<configuration_file_path> --<context_parameter_name>=<context_parameter_value>

デフォルトでは、マイクロサービスの実行中に、そのマイクロサービス Jar内の/configフォルダーにある設定ファイルを呼び出す設定になっています。configuration.additional-locationプロパティを使えば、設定ファイルがある外部の設定フォルダーに切り替えることができます。

たとえば次のコマンドは、マイクロサービスJarがあるディレクトリーにあるcustom.propertiesファイルの設定ファイルを使い、DemoREST_0.1.jarという名前のマイクロサービスを実行します。

java -jar DemoREST_0.1.jar --configuration.additional-location=./custom.properties

次のパラメーターはプロパティファイルで設定できます。例:

# server 
server.protocol=http
server.host=0.0.0.0
server.port=8065
server.servlet.context-path=/services

# location of the logging configuration file
logging.config=classpath:config/log4j2.xml

# management
management.server.base-path=/
management.endpoints.web.exposure.include=info,health,jolokia,prometheus

# management - info
management.info.java.enabled=true

## Default use credentials for management enddpoints
security.user.name=${MS_SECURITY_USER_NAME:#{null}}
security.user.password=${MS_SECURITY_USER_PASSWORD:#{null}}

#SSL Configuration
#security.require-ssl=false
#server.ssl.key-store=dispatchJob/src/main/resources/config/keystore.jks
#server.ssl.key-store-type=JKS
#server.ssl.key-store-password=sspass
#server.ssl.key-store-alias=servicekey

さらにmanagement.endpoints.secured=true/falseパラメーターを使えば、healthエンドポイントとinfoエンドポイントの基本認証を有効または無効にできます。 この操作は、jolokiaエンドポイントの基本認証には影響しません。

プロパティファイルにmanagement.info.env.enabled=trueパラメーターとinfo.*プロパティを追加すれば、infoエンドポイントによって公開されるデータをカスタマイズできます。例:
info.app.encoding=UTF-8
info.app.java.source=17
info.app.java.target=17

マイクロサービス設定(application.properties)のコンテキストパラメーターは、すべてオーバーライドできます。コンテキストパラメーターの優先順位については、次のように後者が前者をオーバーライドします:

  1. マイクロサービスアーカイブのデフォルトコンテキスト。
  2. --context=<context_environment_name>
  3. --config.additional-location=anyFile1,anyFile2
    1. anyFile1
    2. anyFile2
  4. --ctxParamName=ctxParamValue --ctxParamName=ctxOtherParamValue --ctxParam2Name=ctxParam2Value
    この例では、2番目のctxParamNameパラメーターが最初のパラメーターをオーバーライドします。結果は次のようになります:
    ctxParamName=ctxOtherParamValue and ctxParam2Name=ctxParam2Value

マイクロサービスを.zipファイルとして実行するためには、次の操作を行います:

  1. 任意のディレクトリーで.zipファイルを展開します。

  2. <ArchiveFileName>フォルダーに移動します。ここには、外部のconfigフォルダー、マイクロサービスの.jarファイル、開始スクリプトが含まれています。このフォルダーで、Linux (.sh)およびWindows (.bat)用のマイクロサービスを開始します。

  3. configフォルダー内の設定ファイルを必要に応じて編集し、Linux上では.shファイル、Windows上では.batファイルを実行し、外部設定でマイクロサービスを開始します。

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