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Apache Parquetファイル - インポート

Availability-note AWS

情報メモ 注: このファイル形式は、ファイルシステム((ファイル区切り、固定幅、Excel、XML、JSON、Avro、Parquet、ORC、COBOL Copybook)、Apache Hadoop Distributed ファイル System (HDFS Java API)、Amazon Web Services (AWS) S3 Storage Bridgesのいずれかでインポートする必要があります。

ブリッジの要件

このブリッジ:
  • ドライバーを<TDC_HOME>/data/download/MIMB/にダウンロードするためには、https://repo.maven.apache.org/maven2/ やその他のツールサイトへのインターネットアクセスが必要です。

ブリッジの仕様

ベンダー Apache
ツール名 Parquetファイル
ツールバージョン Parquet 1.x
ツールのWebサイト http://parquet.apache.org/ (英語のみ)
サポートされている方法論 [ファイルシステム] データストア(NoSQL / 階層、物理データモデル) Java API経由の on PARQUET ファイル
データプロファイリング
増分収集
マルチモデル収集
モデル選択のためのリモートリポジトリーの参照

仕様
ツール: PARQUETファイルでのJava API経由のApache / Parquet ファイルバージョンParquet 1.x
http://parquet.apache.org/をご覧ください
メタデータ: [ファイルシステム] データストア (NoSQL / 階層、物理データモデル)
コンポーネント: Parquetバージョン11.2.0

免責事項
このインポートブリッジでは、インターネットに接続して次のサードパーティライブラリーをダウンロードする必要があります:
- オープンソースのサードパーティライブラリーをダウンロードする場合はhttps://repo.maven.apache.org/maven2/など
- その他のサードパーティソフトウェア(データベース特定のJDBCドライバーなど)は該当するサイトへ

ダウンロードされたサードパーティライブラリーは、$HOME/data/download/MIMB/に格納されています。
HTTPSが失敗した場合、インポートブリッジはHTTPを試します。
- インターネットへのアクセスにプロキシを使用している場合は、JREでそのプロキシを設定する必要があります(Miscellaneousパラメーターで -j オプションをご覧ください)。
- インポートブリッジではインターネットにフルにアクセスできない場合は、インターネットアクセスがある別のサーバーから$HOME/data/download/MIMB/ディレクトリーをコピーします。$HOME/bin/MIMB.sh (または.bat) -dというコマンドを使えば、すべてのブリッジで使用される全サードパーティライブラリーを一度にダウンロードできます。

このインポートブリッジを実行すると、ライセンス規約の責任、およびダウンロードしたサードパーティソフトウェアライブラリーによって生じる潜在的なセキュリティの脆弱性を受け入れることになります。

概要
このブリッジは、Java APIを使ってParquetファイルからメタデータをインポートします。
このブリッジはデータドリブンメタデータの発見は行いませんが、Parquetファイルのフッター(下部)でスキーマ定義を読み取ります。そのためこのブリッジは、最後にスキーマ定義に到達できるようParquetファイル全体をロードする必要があります。

Parquetファイルが圧縮されていない場合、ブリッジがデータ部分をフッターまで自動的にスキップするので、ファイルサイズの制限はありません(ただし大型のParquetファイルでは時間がかかることがあります)。ただし、Parquetファイルが圧縮されている場合、ブリッジはまずファイル全体をダウンロードして解凍する必要があります。従ってそのような場合はデフォルトで10MBのファイルサイズ制限がありますが(それ以上のファイルは無視されます)、この制限値はMiscellaneousパラメーターで増やすことができます。

このブリッジは、次の標準的なParquetデータ型を検出します。
定義元: https://parquet.apache.org/documentation/latest

BOOLEAN: 1ビットブール値
INT32: 32ビット符号付き整数
INT64: 64ビット符号付き整数
INT96: 96ビット符号付き整数
FLOAT: IEEE 32ビット浮動小数点値
DOUBLE: IEEE 64ビット浮動小数点値
BYTE_ARRAY: 任意的に長いバイト配列

詳細な例は、各パラメーターのツールチップをご覧ください。


ブリッジパラメーター

パラメーター名 説明 タイプ デフォルト 範囲
ファイル インポートするファイルへのパス ファイル *.*   必須
Miscellaneous はじめに
ダッシュで始まるMiscellaneousオプションを指定し、必要であればその後にパラメーターを追加できます。例:
- connection.cast MyDatabase1="MICROSOFT SQL SERVER"
該当する場合は複数回使用できるオプションもあります。例:
- connection.rename NewConnection1=OldConnection1 -connection.rename NewConnection2=OldConnection2;
オプションのリストは長い文字列になるため、${MODEL_BRIDGE_HOME}\data\MIMB\parametersにあり拡張子が.txtであるファイルからロードすることもできます。その場合、オプションはすべて、このパラメーターの唯一の値としてそのファイル内で定義されることが必要です。例:
ETL/Miscellaneous.txt

JAVA環境のオプション
-java.memory <Javaメモリの最大サイズ> (以前の-m)

64ビットJREではデフォルトで1G、またはconf/conf.properties内の設定に従います。例:
-java.memory 8G
-java.memory 8000M

-java.parameters <Javaランタイム環境コマンドラインオプション> (以前の-j)


-java.parameters -Dname=value -Xms1G
のように、-java.parametersの後ろのテキストはすべてそのままJREに渡されるため、このオプションはMiscellaneousパラメーター内の最後に来る必要があります。インターネットへのアクセスにプロキシを使用している場合は、必要なサードパーティのソフトウェアライブラリーをダウンロードできるよう、次のオプションを設定する必要があります(このオプションはhttps://repo.maven.apache.org/maven2/にアクセスするため、そして例外的にいくつかの他のツールサイトにアクセスするために不可欠です)。
注: プロキシは、(会社の)外部トラフィックをHTTPSで暗号化しながら、HTTPでプロキシにアクセスできる内部トラフィックを信頼しているものがほとんどです。この場合、HTTPSリクエストはHTTPでプロキシに到達し、プロキシはそれをHTTPSで暗号化します。
-java.parameters -java.parameters -Dhttp.proxyHost=127.0.0.1 -Dhttp.proxyPort=3128 -Dhttp.proxyUser=user -Dhttp.proxyPassword=pass

モデルインポートのオプション
-model.name <モデル名>

モデル名をオーバーライドをオーバーライドします。例:
-model.name "My Model Name"

-prescript <スクリプト名>

このオプションによって、ブリッジの実行前にスクリプトを実行できるようになります。
スクリプトはbinディレクトリー(またはconf/conf.propertiesのM_SCRIPT_PATHで指定)にあり、拡張子が.batか.shであることが必要です。
スクリプトのパスに親ディレクトリーの記号( .. )を含めることはできません。
スクリプトは、成功した場合は終了コードである0を、失敗した場合は別の値を返します。
例:
-prescript "script.bat arg1 arg2"

-postscript <スクリプト名>

このオプションによって、ブリッジが正しく実行された後にスクリプトを実行できるようになります。
スクリプトはbinディレクトリー(またはconf/conf.propertiesのM_SCRIPT_PATHで指定)にあり、拡張子が.batか.shであることが必要です。
スクリプトのパスに親ディレクトリーの記号( .. )を含めることはできません。
スクリプトは、成功した場合は終了コードである0を、失敗した場合は別の値を返します。
例:
-postscript "script.bat arg1 arg2"

-cache.clear

インポート前にキャッシュをクリアするため、増分収集せずにフルインポートを実行します。

モデルが変更されず、-cache.clearパラメーターが使われていない場合(増分収集)、新しいバージョンは作成されません。
モデルが変更されず、-cache.clearパラメーターが設定されている場合(増分ではなくフルソースインポート)、新しいバージョンが作成されます。

-backup <directory>

このオプションによってブリッジ入力メタデータを保存すれば、将来のトラブルシューティングで活用できます。指定された<directory>は空であることが必要です。

このオプションの主な用途は、データストアインポートブリッジ(特にJDBCベースのデータベースインポートブリッジ)です。

なお、このオプションは次のようなブリッジでは動作しません。
- ファイルベースのインポートブリッジ(入力ファイルで代用可能なため)
- DI/BIリポジトリーインポートブリッジ(ツールのリポジトリーネイティブバックアップで代用可能なため)
- APIベース(COMベースなど)による一部のインポートブリッジ(技術的な理由のため)

データ接続オプション
使用するソースとターゲットのデータストアを参照するよう、通常はETL/DIツールとBIツールのインポートブリッジによってデータ接続が生成されます。これらのデータ接続はメタデータ管理ツールによって実際のデータストア(データベースやファイルシステムなど)への接続(メタデータスティッチング)に使われ、完全なエンドツーエンドのデータフローの来歴とインパクト分析が行われます。各データ接続の名前はインポートモデルごとに一意です。DI/BIデザインツールで使われているデータ接続名を可能な限り使用します。そうでない場合は、データベース/スキーマ名、ファイルシステムのパス、Uniform Resource Identifier (URI)など、短くても意味のある接続名が生成されます。次のオプションを使えば、接続を操作できます。これらのオプションによって、レガシーオプションである-c、-cd、-csが置き換えられます。

-connection.cast ConnectionName=ConnectionType

SQL解析のためにジェネリックデータベース接続(ODBCやJDBCなど)を正確なデータベースタイプ(ORACLEなど)にキャストします。例:
-connection.cast "My Database"="MICROSOFT SQL SERVER"
サポートされているデータストア接続タイプのリストは次のとおりです。
ACCESS
APACHE CASSANDRA
DB2/UDB
DENODO
GOOGLE BIGQUERY
HIVE
MYSQL
NETEZZA
ORACLE
POSTGRESQL
PRESTO
REDSHIFT
SALESFORCE
SAP HANA
SNOWFLAKE
MICROSOFT SQL AZURE
MICROSOFT SQL SERVER
SYBASE SQL SERVER
SYBASE AS ENTERPRISE
TERADATA
VECTORWISE
HP VERTICA

-connection.rename OldConnection=NewConnection

既存の接続を新しい名前に変更します。例:
-connection.rename OldConnectionName=NewConnectionName
既存の複数のデータベース接続の名前を変更し、新しい1つのデータベース接続に統合できます。例:
-connection.rename MySchema1=MyDatabase -connection.rename MySchema2=MyDatabase

-connection.split oldConnection.Schema1=newConnection

データベース接続を1つまたは複数のデータベース接続に分割します。
1つのデータベース接続をスキーマごとの1つの接続に分割できます。例:
-connection.split MyDatabase
すべてのデータベース接続をスキーマごとの1つの接続に分割できます。例:
-connection.split *
データベースにスキーマ名を追加することで、データベース接続を明示的に分割し、新しいデータベース接続を作成できます。例:
-connection.split MyDatabase.schema1=MySchema1

-connection.map SourcePath=DestinationPath

ソースパスをデスティネーションパスにマッピングします。これは、異なるパスが同じオブジェクト(ディレクトリーまたはファイル)をポイントしている場合にファイルシステム接続にとって便利です。
Hadoopでは、あるプロセスがHDFSの完全パスで指定されたCSVファイルに書き込む一方、別のプロセスが、デフォルトのファイル名と拡張子を持つ相対パスで指定されている同じファイルによって実装されたHiveテーブル(外部)から読み取ります。例:
-connection.map /user1/folder=hdfs://host:8020/users/user1/folder/file.csv
Linuxでは、/users/johnや/users/paulといった複数のシンボリックリンクによって、/dataのような特定のディレクトリー(またはファイル)が参照されます。例:
-connection.map /data=/users/John -connection.map /data=/users/paul
Windowsでは、M:やN:といった複数のネットワークドライブによって、C:\dataのような特定のディレクトリーが参照されます。例:
-connection.map C:\data=M:\ -connection.map C:\data=N:\

-connection.casesensitive ConnectionName

検出されたデータストアのタイプがこの設定(Microsoft SQL ServerやMySqlなど)をサポートしている場合は、指定された接続内のオブジェクト識別子に対し、大文字と小文字を区別しないデフォルトのマッチングルールがオーバーライドされます。例:
-connection.casesensitive "My Database"

-connection.level AggregationLevel

外部接続の集計レベルを指定します。例: -connection.level catalog
サポートされている値のリスト:
server
catalog
schema (デフォルト)

ファイルシステムのオプション
-file.encoding <エンコーディング値>

テキストファイルを読み取るためにエンコーディング値を使用します(区切りおよび固定幅など)。
サポートされている言語と実際のエンコーディング値(行末の括弧内)は次のとおりです。例:
-file.encoding shift_jis

中東欧言語(ISO-8859-2)
中東欧言語(Windows-1250)
繁体字中国語(Big5)
簡体字中国語(GB18030)
簡体字中国語(GB2312)
キリル言語(ISO-8859-5)
キリル言語(Windows-1251)
DOS (IBM-850)
ギリシャ語(ISO-8859-7)
ギリシャ語(Windows-1253)
ヘブライ語(ISO-8859-8)
ヘブライ語(Windows-1255)
日本語(Shift_JIS)
韓国語(KS_C_5601-1987)
タイ語(TIS620)
タイ語(Windows-874)
トルコ語(ISO-8859-9)
トルコ語(Windows-1254)
UTF 8 (UTF-8)
UTF 16 (UTF-16)
西ヨーロッパ言語(ISO-8859-1)
西ヨーロッパ言語(ISO-8859-15)
西ヨーロッパ言語(Windows-1252)
ロケールエンコーディング
エンコード変換なし

-processing.max.threads <数字> (以前の-tps)

最大スレッド数(デフォルトは1)までの並列処理を可能にします。例:
-processing.max.threads 10

-processing.max.time <time> (以前の-tl)

すべてのファイルを処理する時間制限を設定します。時間は秒、分、時で指定できます。例:
-processing.max.time 3600s
-processing.max.time 60m
-processing.max.time 1h

-processing.max.files <数字> (以前の-fl)

処理するファイルの最大数を設定します(デフォルトでは制限はありません)。例:
-processing.max.files 100

ただし、パーティションディレクトリーに含まれていることもある大量のファイルを扱うため、このオプションを使用する場合は注意が必要です。代わりに、パーティションディレクトリーパラメータを指定してパーティションディレクトリーを適切に宣言する必要があります。その仕様は、処理する類似ファイルの数を制限する以外に、データレイクの適切なモデルを大量のファイルではなくパーティションとして生成します。

-partitions.latest (以前の-fresh.partition.models)

パーティショニング済みディレクトリーパラメーターで定義したパーティションの処理中に、最後に変更されたファイルのみ使用します。

-partitions.disable.detection (以前の-disable.partitions.autodetection)

自動パーティション検出を無効にします([パーティションディレクトリー]オプションが空の場合)

-cache.reuse (以前の-skip.download)

依存項目のダウンロードを無効にすることにより、キャッシュに既にダウンロードされているものを再利用します。

-hadoop.key <Hadoopの設定オプション> (以前の-hadoop)

Hadoopライブラリーのキー値を設定します(デフォルトではなし)。例:
-hadoop.key key1=val1;key2=val2

-path.substitute <パス> <新しいパス> (以前の-subst)

ルートパスを新しいパスに置き換えます。例:
-path.substitute K: C:\test

-detailed.log

処理済みのファイルのパスをすべてデバッグログに出力します。

区切り付きファイルのオプション
-delimited.disable.header.parsing (以前の-delimited.no_header)

区切り付きファイルのヘッダー解析を無効にします(ヘッダーはデフォルトで解析され、フィールド名が検出されます)。
区切り付きファイルにヘッダーがない場合、またはヘッダーのインポートを無効にする場合(フィールド名が機密である場合)、このオプションを使用します。

-delimited.ignore.top.rows <数字> (以前の-delimited.top_rows_skip)

区切り付きファイルの先頭にある行数をスキップします(デフォルトでは0)。
区切り付きファイルの先頭に数行の説明が含まれている場合にこのオプションを使用します。
-delimited.ignore.top.rows 1

-delimited.add.separators <comma separated separators> (以前の-delimited.extra_separators)

区切り付きファイルを解析する時に使用可能な区切りを追加します。
検出される区切り文字には、デフォルトで , (コンマ)、; (セミコロン)、: (コロン)、\t (タブ)、| (パイプ)、0x1 (Ctrl + A)、BS (\u0008)、: (コロン)が含まれています。
追加の区切り文字は複数文字になることもあります。例:
-delimited.add.separators ~,||,|~

PARQUETファイルのオプション
-parquet.max.compressed.size <値> (以前の-parquet.compressed.max.size)

圧縮サイズが指定値を上回るParquetアーカイブファイルを無視します(デフォルト値は10,000,000バイト)。例:
-parquet.compressed.max.size=10000000
STRING      

 

ブリッジのマッピング

マッピング情報は利用できません

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