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プロキシサーバー経由でマンスリーアップデートをテストおよび適用

Talend Studioのマンスリーアップデートをテストし適用する時に、管理者アカウント経由で適用されたアップデートを制御して、一度に複数のTalend Studioインスタンスに適用できるよう、Sonatype NexusまたはJFrog Artifactoryでプロキシサーバーを使うことをお勧めします。

始める前に

  • Sonatype NexusまたはJFrog Artifactoryがインストールおよび設定済みであること。以下の手順では、<repo-server>はSonatype NexusまたはJFrog ArtifactoryサーバーのIPアドレスまたはホスト名を表します。
  • プロジェクトを共有するTalend Studioインスタンスはすべて同じバージョンにアップデートする必要があります。どのバージョンを使うかをチームでご確認ください。
  • 以下の手順では、Studio_Prodは本番用Talend Studioインスタンス、Studio_Testはテストの目的で使われるTalend Studioインスタンスを表します。

このタスクについて

管理者としてTalend Studioでマンスリーアップデートをテストし、複数のTalend Studioインスタンスに適用したいとしましょう。

手順

  1. マンスリーアップデートの検証に使うため、Sonatype Nexusでロー形式のプロキシリポジトリーか、JFrog Artifactoryでジェネリック形式またはMaven形式の仮想リポジトリーを作成し、このリポジトリーに名前(repo-202204など)を付けます。
  2. テストしたいTalend Studioマンスリーアップデート(たとえばhttps://update.talend.com/Studio/8/updates/R2022-04)にこのリポジトリーをリンクさせます。
  3. Talendが提供する8.0 R2022-04以降のTalend Studioマンスリーアップデートをテストして適用する場合は、次の操作を行います。
    1. テスト目的で使う新しいTalend Studioインスタンス(Studio_Testなど)をインストールして起動します。
    2. [Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定) > Talend > [Update settings] (アップデート設定)ビューで、アップデートURL(この例ではhttp://<repo-server>/repo-202204)を設定します。

      アップデートURLの設定方法は、アップデートリポジトリーを設定をご覧ください。

    3. 上部バーの[Feature Manager] (機能マネージャー)ボタンをクリックし、マンスリーアップデートをインストールしてTalend Studioを再起動します。
    4. 移行をテストしたいリモートプロジェクトを開きます。
      [Migrate projects or test] (プロジェクトを移行またはテスト)ウィザードが表示されます。
    5. [Test] (テスト)を選択し、[Next] (次へ)をクリックします。
    6. [Branch name suffix] (ブランチ名のサフィックス)フィールドにテストブランチ名のサフィックスを入力し、[Finish] (完了)をクリックします。
      テストブランチが自動的に作成されます。プロジェクトはテストブランチの新しいバージョンに移行されます。Talend Studioは、そのテストブランチでプロジェクトをローカルモードで開きます。

      メインプロジェクト以外のブランチに参照プロジェクトがある場合、Talend Studioはそれらのプロジェクトについてもブランチ単位でテストブランチも作成します。参照プロジェクトもすべてテストブランチで新しいバージョンに移行されるため、メインプロジェクトは自動的にテストブランチでそれらのプロジェクトを参照するようになります。

    7. [Repository] (リポジトリー)ツリービューの上部バーをクリックし、ドロップダウンメニューから[Push] (プッシュ)を選択して、ローカルのテストブランチの変更をリモートエンドにプッシュします。
      プロジェクトに参照プロジェクトがある場合、デフォルトでTalend Studioによってプッシュされるのはメインプロジェクトのみです。ただし、プロジェクトの移行をテストする際、テストブランチ作成後の最初のプッシュではTalend Studioによって全メインプロジェクトと参照プロジェクトのテストブランチがすべてプッシュされます。
    8. 継続的インテグレーションを使うか、Talend Studioでテストブランチでプロジェクトを検証します。
  4. Talendが提供する8.0 R2022-03以前のTalend Studioマンスリーアップデートをテストして適用する場合は、次の操作を行います。
    1. 本番用Talend Studioインスタンス(たとえばStudio_Prod)で、本番用ブランチ(たとえばbranch_test)に基づいてテストブランチを作成します。
      プロジェクトに参照プロジェクトがある場合は、Studio_Testでプロジェクトの移行をテストする前に、まずStudio_Prodでメインプロジェクトと参照プロジェクトでブランチ単位でテストブランチを作成します。その後、Studio_Prodのテストブランチでメインプロジェクトを開き、そのテストブランチで各プロジェクトを参照することで参照プロジェクトの設定を変更します。

      詳細は、選択したソースに基づいて新しいブランチを作成をご覧ください。また、Gitを使わずにTalend Studioブランチを作成することもできます。

    2. テスト目的で使う新しいTalend Studioインスタンス(Studio_Testなど)をインストールして起動します。
    3. [Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定) > Talend > [Update settings] (アップデート設定)ビューで、アップデートURL(この例ではhttp://<repo-server>/repo-202204)を設定します。

      アップデートURLの設定方法は、アップデートリポジトリーを設定をご覧ください。

    4. 上部バーの[Feature Manager] (機能マネージャー)ボタンをクリックし、マンスリーアップデートをインストールしてTalend Studioを再起動します。
    5. テストブランチでリモートプロジェクト(この例ではbranch_test)を開きます。
      プロジェクトに参照プロジェクトがある場合は、メインプロジェクトの前に参照プロジェクトをすべて移行させる必要があります。
    6. 表示されるダイアログボックスで[OK]をクリックし、テストブランチでプロジェクトを新しいバージョンに移行させます。
    7. 継続的インテグレーションを使うか、Talend Studioでテストブランチでプロジェクトを検証します。
  5. Talend Studioマンスリーアップデートの本番用リポジトリーを作成していない場合は、Sonatype Nexusでロー形式のグループリポジトリーか、JFrog Artifactoryでジェネリック形式またはMaven形式の仮想リポジトリーを作成し、そのリポジトリーに名前(repo-prodなど)を付けます。
  6. 本番用リポジトリーをマンスリーアップデートの検証に使われるリポジトリー(この例ではrepo-202204)にリンクさせます。
  7. アップデートしたいTalend Studioの各インスタンスに対し、アップデートURLが設定されていない場合は、[Window] (ウィンドウ) > [Preferences] (環境設定) > Talend > [Update settings] (アップデート設定)ビューで、本番用リポジトリーのURL(この例ではhttp://<repo-server>/repo-prod)を使ってこのアップデートURLを設定します。
    アップデートURLが正しく設定されたら、上部のバーの[Feature Manager] (機能マネージャー)ボタンをクリックしてマンスリーアップデートをインストールできます。

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