tSAPBapiの標準プロパティ - Cloud - 8.0

SAP

Version
Cloud
8.0
Language
日本語
Product
https://talend.poolparty.biz/coretaxonomy/16
https://talend.poolparty.biz/coretaxonomy/17
https://talend.poolparty.biz/coretaxonomy/18
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発 > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > SAP
データガバナンス > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > SAP
データクオリティとプレパレーション > サードパーティーシステム > ビジネスアプリケーション > SAP
Last publication date
2024-04-15

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSAPBapiを設定するために使われます。

標準tSAPBapiコンポーネントは、ビジネスファミリーに属しています。

このフレームワークのコンポーネントは、すべてのサブスクリプションベースのTalend製品で利用できます。

注: 「このコンポーネントにはsapjco.jarが必要です」と表示されたら、モジュールをダウンロードし、SAP Java Connectorの手順をご覧ください。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)または[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-in] (組み込み): このコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

このチェックボックスをオンにして、表示されたリストから、定義済みの接続詳細を再利用する、該当する接続コンポーネントを選択します。

ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている場合、リストには同じジョブレベルの接続コンポーネントだけが表示されます。

[Server Type] (サーバータイプ)

接続するサーバーのタイプとして[Application Server] (アプリケーションサーバー)または[Message Server] (メッセージサーバー)のいずれかを選択します。

[Client] (クライアント)

SAPシステムクライアントIDを指定します。

[UserId] (ユーザーID)[Password] (パスワード)

ユーザー接続IDとパスワードを指定します。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

[Language] (言語)

SAPシステムの言語を指定します。

[Host name] (ホスト名)

SAPサーバーが稼働しているホストの名前またはIPアドレスを入力します。

[System number] (システム番号)

システム番号を入力します。

このフィールドは、[Server Type] (サーバータイプ)ドロップダウンリストから [Application Server] (アプリケーションサーバー)を選択した場合にのみ表示されます。

[System ID] (システムID)

システムIDを入力します。

このフィールドは、[Server Type] (サーバータイプ)ドロップダウンリストから [Message Server] (メッセージサーバー)を選択した場合にのみ表示されます。

[Group Name] (グループ名)

グループ名を入力します。

このフィールドは、[Server Type] (サーバータイプ)ドロップダウンリストから [Message Server] (メッセージサーバー)を選択した場合にのみ表示されます。

[SAP Function] (SAP関数)

呼び出すBAPI関数の名前を指定します。

[tick it to enable multiple input/output;not tick it to enable document] (複数の入出力を有効にする場合は選択、ドキュメントを有効にする場合には選択を解除)

このチェックボックスをオンにすると、SAP関数の呼び出し時に複数の入力および出力パラメーターが使用されます。

SAP関数の呼び出し時にドキュメントタイプの入力および出力パラメーターを使用するには、このチェックボックスをオフにします。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマの表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

[Schema] (スキーマ)リストと[Edit schema] (スキーマを編集)ボタンは、[tick it to enable multiple input/output;not tick it to enable document] (複数の入出力を有効にする場合は選択、ドキュメントを有効にする場合には選択を解除)チェックボックスがオフになっている場合にのみ表示されます。

[Input] (入力)

テーブルの下の[+]ボタンをクリックして、必要な数の行を出力パラメーターとして追加し、入力パラメーターの各行に以下の属性を設定します:

  • [Name] (名): 入力パラメーター名を二重引用符で囲んで入力します。

  • [Type] (タイプ): セルをクリックし、ドロップダウンリストから入力パラメーターのタイプとして[Single] (単一)[Structure] (ストラクチャー)、または[Table] (テーブル)を選択します。

  • [Schema] (スキーマ): セルを選択し、セルの[...]ボタンをクリックしてスキーマエディターを開き、入力パラメーターのスキーマを定義します。[Single] (単一)または[Structure] (ストラクチャー)タイプの入力パラメーターの場合、各カラムの値は、スキーマエディターの[Value] (値)カラムで定義されます。

  • [Source Row] (ソース行): [Table] (テーブル)タイプの入力パラメーターで、セルをクリックし、ドロップダウンリストからパラメーターの入力データの転送を受信するリンクを選択します。

  • [Changing] (変更): 入力パラメーターが変更パラメーターの場合は、このチェックボックスをオンにします。

このテーブルは、[tick it to enable multiple input/output;not tick it to enable document] (複数の入出力を有効にする場合は選択、ドキュメントを有効にする場合には選択を解除)チェックボックスが選択されている場合にのみ表示されます。

[Output] (出力)

テーブルの下の[+]ボタンをクリックして、必要な数の行を出力パラメーターとして追加し、出力パラメーターの各行に以下の属性を設定します:

  • [Name] (名): 出力パラメーター名を二重引用符で囲んで入力します。

  • [Type] (タイプ): セルをクリックし、ドロップダウンリストから出力パラメーターのタイプとして[Single] (単一)[Structure] (ストラクチャー)または[Table] (テーブル)を選択します。

  • [Schema] (スキーマ): セルを選択し、セルの[...]ボタンをクリックしてスキーマエディターを開き、出力パラメーターのスキーマを定義します。

このテーブルは、[tick it to enable multiple input/output;not tick it to enable document] (複数の入出力を有効にする場合は選択、ドキュメントを有効にする場合には選択を解除)チェックボックスが選択されている場合にのみ表示されます。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このオプションを選択すると、コンポーネントにエラーが発生した時にジョブの実行が停止されます。

このオプションが選択されていない場合、コンポーネントに発生したエラーはログに記録され、ジョブが続行されます。

デフォルトでは、このオプションは選択されていません。

詳細設定

[SAP Properties] (SAPプロパティ)

使用するSAPシステムでカスタム設定を使用する必要がある場合は、このテーブルでカスタマイズするプロパティを設定します。例:
  • SAPシステムとTalend Studioの間にUnicode接続を確立するには、jco.server.unicodeプロパティを追加してその値を1に設定する必要があります。このプロパティはSAP Java Connector 2.xを使用している場合に機能します。SAP Java Connector 3.0以降のバージョンでは不要です。

  • セキュリティで保護されたネットワーク通信(SNC)を使用してSAP接続を設定するには、このフィールドに以下のプロパティを追加し、設定する必要があります。

    • jco.client.snc_mode
    • jco.client.snc_myname
    • jco.client.snc_lib=.../sapcrypto/sapcrypto.dll
    • jco.client.snc_partnername
    • jco.client.snc_qop
    注: 上記プロパティの値はシステム環境によって異なります。プロパティの設定方法が不明な場合は、SAPシステムの管理者にお問い合わせください。

    SNCパラメータの設定については、SNC の設定をご覧ください: SNCをサポートするRFC通信パスを使用したAS ABAPへの外部プログラム

このプロパティは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合は表示されません。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

[Global Variables] (グローバル変数)

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、 Talend Studio ユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

[Usage rule] (使用ルール)

このコンポーネントは、通常、他の出力コンポーネントと共に開始コンポーネントとして、または他の入出力コンポーネントと共に中間コンポーネントとして使用されます。

サポート

S4/HANAを含め、SAPのERP部分と連携するためにtSAPBapiを使用する必要があります。

[Connections] (接続)

  • 外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク):
    • [Row] (行): [Main] (メイン)

    • [Trigger] (トリガー): サブジョブOK時、サブジョブエラー時

  • 受信リンク(あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク):

    • [Row] (行): [Main] (メイン)、[Iterate] (反復処理)

    • [Trigger] (トリガー): [On Subjob Ok] (サブジョブがOKの場合)、[On Subjob Error] (サブジョブがエラーの場合)、[On Component Ok] ( コンポーネントがOKの場合)、[On Component Error] (コンポーネントがエラーの場合)

接続の詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

制限事項

SAPから提供された特定のjarファイルとdllファイルを、StudioおよびStudioをホストしているワークステーションに追加する必要があります。正確な手順は、32ビットまたは64ビットのWindowsやLinuxなど、使用しているプラットフォームで異なります。
  • 詳細は、Talend StudioユーザーガイドSAP Java Connectorのインストール方法と「SAPメタデータの一元管理」をご覧ください。

  • SAP Java Connectorのインストール方法の例は、Talend Help Center (https://help.talend.com)およびTalend Studioユーザーガイドの「SAPメタデータの一元管理」をご覧ください。