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オブジェクトロールを管理

オブジェクトロールは、特定のカタログアセット(用語集やモデルなど)に対してユーザーが負う責任を規定します。

事前定義済みのオブジェクトロール

事前定義済みのオブジェクトロールがいくつかあります。

オブジェクトロール名 タイプ 説明
[Object Administrator] (オブジェクト管理者) プロデューサー リポジトリー内のすべてのオブジェクトのオブジェクトロールに関連するすべての機能を持ちます。

このロールは、管理グループが正しく移行するよう、デフォルトで新しいまたは移行済みインストールに作成されています。

[Content Custodian] (コンテンツ管理者) プロデューサー リポジトリーのサブセットのコンテンツを管理し、データプロデューサーや要求者に代わって情報を収集して保持します。メタデータの使用、開示、保護の管理に責任を負います。
[(DG) Chief Data Officer] ((DG)最高データ責任者) コンシューマー データ管理を含むさまざまなデータ関連の職務を監督し、データクオリティを確保するとともにデータ戦略を策定します。データ分析やビジネスインテリジェンス、データから有用な知見を引き出すプロセスにも責任を負います。
[(DG) Council Member] (カウンシルメンバー) プロデューサー データを活用した大局的な意思決定を担当します。部門横断的な委員会の一員として、データに関するポリシーを策定します。
[(DG) Manager] ((DG)マネージャー) プロデューサー すべての異なるロールやグループ間の窓口となる人です。問題の分析と取りまとめも行い、データガバナンス委員会が意思決定できるようにします。ロールと責任の管理も担当します。
[Steward] (スチュワード) プロデューサー データガバナンスプロセスを通じて、データアセットのメタデータと用語に責任を負います。

適切なアクセス権限を持つ資産に関して、情報の窓口となります。

割り当てられたメタデータアセットの責任者となり、割り当てられた資産と用語のメタデータに対する変更を承認します。

内容領域専門家 プロデューサー 特定の領域に関して、周囲に認められるだけの専門知識を有しています。特定のデータ関連業務を行うとともに、相談を受けた場合には指導を行い、フィードバックを提供します。

割り当てられた資産や用語のメタデータに対する変更の提案と編集を行うことができます。

[Data Owner] (データ所有者) プロデューサー 特定のデータドメイン内のデータが正確で整合性がとれていて、タイムリーであることに責任を負います。データの生成、インポート、処理、アクセス、破棄に関する管理手法を確立します。

割り当てられた資産や用語のメタデータに対する変更の提案、編集、承認を行います。

サンプリングされたデータとプロファイリング情報へのアクセスが可能です。また、プレビュー下のデータが会社全体で確実に管理されるようにします。

[Stakeholder] (ステークホルダー) プロデューサー 特定のデータドメインまたは用語の影響を受ける企業活動に責任を負います。協議中の資産を使うことや、資産に影響を与えること、資産の影響を受けることができます。リレーションシップしている、または通知を受けた資産に対してコメントしたり、レビューしたりできます。
[Data Analyst] (データアナリスト) プロデューサー 積極的にキュレーションを行うのに加えて、データプロファイリングと適切なアクセス権を持つオブジェクトのサンプルを確認できます。
[Data User] (データユーザー) コンシューマー 適切なアクセス権を持つデータに対する完全なアクセスが可能です。
[Data Custodian] (データ管理者) プロデューサー データプロバイダーや要求者に代わって情報を収集し、保持します。データの使用、開示、保護の管理に責任を負います。
[Content Technical Steward] (コンテンツテクニカルスチュワード) プロデューサー コンテンツが適切に収集され、スティッチされるようにするための主要な技術窓口です。収集の問題に関する窓口でもあります。
[Regular user] (通常ユーザー) プロデューサー キュレーション、コメント、ラベルを提供します。
[Guest User] (ゲストユーザー) コンシューマー メタデータの一時的な閲覧者です。
[Workflow Administrator] (ワークフロー管理者) プロデューサー ワークフロープロセスに含まれるコンテンツを管理します。
[Workflow Editor] (ワークフロー編集者) プロデューサー ワークフロープロセスに含まれるコンテンツを編集します。
[Workflow Approver] (ワークフロー承認者) プロデューサー ワークフロープロセスに含まれるコンテンツの承認に責任を負います。
[Workflow Reviewer] (ワークフローレビュー担当者) プロデューサー ワークフロープロセスに含まれるコンテンツの変更をレビューします。
[Workflow Publisher] (ワークフロー公開者) プロデューサー ワークフロープロセスに含まれるコンテンツの公開を担当します。
[View Restricted] (制限された部分を表示) コンシューマー リポジトリーの他のユーザー向けに制限された部分のメタデータを表示できます。このロールをリポジトリーオブジェクトに割り当てた場合、そのオブジェクトおよび含まれるオブジェクトは、[Everyone] (全員)に対する[Metadata Viewer] (メタデータ閲覧者)権限を持つことができません。また、このロールをリポジトリールートやリポジトリー内の任意のフォルダーに割り当てれば、その中に含まれているフォルダーやコンテンツに対して表示権限を制限付きで割り当てることができます。このように、リポジトリーのフォルダーストラクチャーでより高いレベルで許可されているユーザーのサブセットに対し、表示制限を割り当てることができます。デフォルトでは、[Everyone] (全員)のリポジトリールートに[Metadata Viewer] (メタデータ閲覧者)権限が割り当てられています。
情報メモ注: 上記のグローバルロールのリストは、新規インストール時のみデフォルトで提供されます。以前のバージョンからアップグレードした場合は、一部のロールが表示されなかったり、移行された他のロールが表示されることがあります。上記のグローバルロールのリストは、インストールパスの<TDC_HOME>/conf/Roles/GlobalRoles.csvにインポートできます。

これらの事前定義済みオブジェクトロールをカスタマイズしたり、これらに基づいて新しいオブジェクトロールを作成したりできます。

オブジェクトロールとプロデューサー/コンシューマータイプ

Talend Data Catalogライセンスでは、プロデューサーユーザータイプとコンシューマーユーザータイプは追加されています。デフォルトではすべてのユーザーがコンシューマーユーザーです。

ユーザーがプロデューサータイプに関連する機能を持つロール(オブジェクト管理者など)に割り当てられた場合、ユーザーはライセンスの面でプロデューサーとしてカウントされます。

ユーザーがコンシューマータイプに関連する機能を持つロール(データユーザーなど)に割り当てられた場合、ユーザーはライセンスの面でコンシューマーとしてカウントされます。

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