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tSybaseIQOutputBulkExecの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSybaseIQOutputBulkExecを設定するために使われます。

標準tSybaseIQOutputBulkExecコンポーネントは、データベースファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。

基本設定

[Property Type] (プロパティタイプ)

接続の詳細を設定する方法を選択します。

  • [Built-In] (組み込み): このコンポーネントの接続の詳細がローカルに設定されます。関連するすべての接続のプロパティ値を手動で指定する必要があります。

  • [Repository] (リポジトリー): [Repository] (リポジトリー) > [Metadata] (メタデータ)で一元的に保存された接続の詳細が、このコンポーネントによって再使用されます。

    このチェックボックスの横にある [...] ボタンをクリックし、表示された [Repository Content] (リポジトリーのコンテンツ)ダイアログボックスで、再使用する接続の詳細を選択すると、関連するすべての接続のプロパティに値が自動的に入力されます。

[Use an existing connection] (既存の接続を使用)

定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。

tSybaseConnectionコンポーネントで作成した既存のSybase 16 (SQL Anywhere)接続を再利用し、クライアント側にあるファイルからデータをロードする場合は、このチェックボックスをオンにする前に、[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、Sybase 16 (SQL Anywhere)を選択して、[Is client file] (Isクライアントファイル)チェックボックスを表示する必要があります。

情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、親ジョブと子ジョブの間の既存の接続を共有したい場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、次のように実行します。
  1. 親レベルで、共有するデータベース接続を、そのデータベース接続そのものを作成する接続コンポーネントの[Basic settings] (基本設定)ビューに登録します。
  2. 子レベルで、登録済みのそのデータベース接続を読み取るために専用の接続コンポーネントを使用します。

ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、データベース接続を共有をご覧ください。

Sybase IQ 15[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合、このプロパティは、利用できません。

[DB Version] (データベースバージョン)

ドロップダウンリストから、使用するSybaseデータベースのバージョンを選択します。

  • Sybase IQ 12とSybase IQ 16の場合、一括ロードするファイルは、Sybase IQサーバーと同じマシンに置いておく必要があります。

  • Sybase IQ 15の場合、一括ロードするファイルはクライアント側に置いておくことができますが、これは、Sybase IQサーバー側に必要な設定があることを意味します。詳細は、Sybase IQ client-side load support enhancementsをご覧ください。

  • Sybase 16 (SQL Anywhere)の場合、一括ロードするファイルは、サーバー側とクライアント側の両方に置いておくことができます。

    データをSybase 16 (SQL Anywhere)にロードする前に、SQL Anywhere 17をインストールする必要があります。ここからダウンロードしてください。インストールが終了したら、システム変数Pathをチェックして、SQL Anywhere 17のインストールパスが追加されていることを確認します。続いてStudio Talendを再起動し(コンピューターの再起動が必要な場合もあります)、新しいPath変数を有効にします。

ホスト

データベースのIPアドレスまたはホスト名。

Sybase IQ 15[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合、このプロパティは、利用できません。

[Port] (ポート)

データベースのリスニングポート番号。

Sybase IQ 15[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合、このプロパティは、利用できません。

[Data Source] (データソース)

使用するデータソースのタイプを選択し、となりのフィールドに対応するDSN情報を入力します。利用できるタイプは、DSNFILEDSNです。

FILEDSNを選択した場合、[Data Source] (データソース)フィールドの横に[...]ボタンがあり、目的のデータソースファイルに移動できます。

このプロパティは、Sybase IQ 15[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合に利用できます。

[Database] (データベース)

データベースの名前。

[Sybase Schema] (Sybaseスキーマ)

データベースのスキーマ。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

データベースユーザー認証データ。

パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。

[Table] (テーブル)

書き込まれるテーブルの名前。

[Action on table] (テーブルでのアクション)

定義済みのテーブルで、次のオペレーションの1つを実行できます。

  • [Default] (デフォルト): 操作は行われません。

  • [Drop and create table] (ドロップしてテーブルを作成): テーブルが削除され、再作成されます。

  • [Create table] (テーブルを作成): テーブルが存在しないため、作成されます。

  • [Create table if not exists] (テーブルが存在しない場合は作成): テーブルが存在しない場合は作成されます。

  • [Drop table if exist and create] (テーブルが存在する場合はドロップして作成): テーブルが既に存在する場合は削除されて再作成されます。

  • [Clear table] (テーブルをクリア): テーブルの内容が削除されます。

[Filename] (ファイル名)

生成し、ロードするファイルの名前を入力します。

[Is client file] (Isクライアントファイル)

データをクライアント側からロードする必要がある場合は、このチェックボックスを選択します。

このプロパティは、Sybase 16 (SQL Anywhere)[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合に利用できます。

[Append the file] (ファイルの追加)

このチェックボックスをオンにすると、レコードの最後に新しい行が追加されます。

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

  • [Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。

  • [Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。

再使用するスキーマに整数またはファンクションのデフォルト値が指定されている場合は、これらのデフォルト値を引用符で囲まないようにご注意ください。引用符で囲まれている場合は手動で削除します。

詳細は、テーブルスキーマを取得をご覧ください。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。

    変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

詳細設定

[Additional JDBC Parameters] (追加のJDBCパラメーター)

既存のDB接続で接続の追加プロパティを指定し、特定の文字セットがサポートされるようにします。

[Fields terminated by] (フィールド区切り)

フィールドを区切るために使用する文字、文字列、または正規表現を入力します。

情報メモ警告:

tSybaseOutputBulkおよびtSybaseIQBulkExecの組み合わせとなるこのコンポーネントでは、\x09などSybase指向の行/フィールド区切りは使用できません。希望する効果を達成する(例、表形式でフィールドを表示する)ためには 、tSybaseOutputBulkおよびtSybaseIQBulkExecを一緒に使用してtSybaseIQOutputBulkExecを置き換える必要があります。前者のコンポーネントでは\tが使用されますが、後者では\x09が使用されます。

[Lines terminated by] (行区切り)

行を区切るために使用する文字または文字のシーケンスを入力します。

[Use enclosed quotes] (囲む引用符の使用)

データのエンクロージャー文字を使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。

[Include Head] (ヘッダーを含める)

カラムヘッダーを含める場合は、このチェックボックスをオンにします。

[Blank as null] (空白をNullにする)

このチェックボックスをオンにすると、長さ0で入力された可変長文字はデータベースのロード操作中にブランクとしてではなくNULLとして保管されます。

[On file error] (ファイルエラーについて)

エラー発生時にSybaseによって実行されるアクションを選択します。

  • [Rollback (default)] (ロールバック(デフォルト)): トランザクション全体をロールバックします。

  • [Finish] (終了): 既に完了している挿入を終了し、ロードオペレーションを終えます。

  • [Continue] (続行): エラーをスキップしてロードオペレーションを続行します。

このプロパティは、Sybase 16 (SQL Anywhere)[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合に利用できます。

[Message log file] (メッセージログファイル)

整合性制約違反、違反のタイプ、その他に関するログ情報を保存するMESSAGE LOGファイルへのパス。[Row log file] (行ログファイル)プロパティと一緒に指定する必要があります。

このプロパティは、Sybase 16 (SQL Anywhere)[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合に利用できます。

[Row log file] (行ログファイル)

リジェクトデータのログ情報、ロードの開始と完了のタイムスタンプ、その他を保存するROW LOGファイルへのパス。[Message log file] (メッセージログファイル)プロパティと一緒に指定する必要があります。

このプロパティは、Sybase 16 (SQL Anywhere)[DB Version] (データベースバージョン)ドロップダウンリストから、選択した場合に利用できます。

[Encoding] (エンコーディング)

一覧からエンコードの種類を選択するか、[Custom] (カスタム)を選択して手動で定義します。このフィールドは、DBデータ処理で必須です。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

使用方法

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)

[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Studio Talendを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。

ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。ダイナミック設定とコンテキスト変数の詳細は、ダイナミックスキーマコンテキストグループを作成し、その中でコンテキスト変数を定義をご覧ください。

使用ルール

このコンポーネントは、データベースにロードするデータが特定の変換を必要としない場合に主に使用します。

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