主な理念と哲学

Talend Cloudカスタマーマネージド型のフィジカルリファレンスアーキテクチャーは、Studio Talendで生成されたアプリケーションバイナリ(バッチ、イベントドリブン、Webサービス、リアルタイムプロセス)をサーバーレスプラットフォームやコンテナー化プラットフォームのコンテキストでデプロイおよび管理できるパターンとアーキテクチャーを提示するものです。

サーバーレスとは、アプリケーションがオンデマンドで実行される実行アーキテクチャーのことです。ユーザーの視点からすると、アプリケーションの実行に必要な作業は実行可能なバイナリをアップロードして実行すべき時にトリガーするだけであり、サーバーインフラストラクチャーを管理する必要はありません。ユーザーのワークロード(プロビジョニング、スケーリング、メンテナンスなど)からアーキテクチャーの責任を取り除く方法を提供します。

コンテナー化とは、軽量な仮想化アーキテクチャーの一形態のことです。これにより、ポータブルで分離された環境内に個々のアプリケーションを配備できるようになります。コンテナーとは、コードとその依存項目をすべてパッケージ化したソフトウェアの標準単位のことであり、アプリケーションをあるコンピューティング環境から別の環境へと迅速かつ確実に実行できるようにするものです。

サーバーレスの概念もコンテナー化の概念も、正しい方法で使用すればソフトウェア開発における重要なトレンドとなります。これには、オーバーヘッドの削減、ポータビリティの向上、より一貫した運用、効率の向上、アプリケーションSDLCの改善などが含まれます。

Talendマネージド型アプローチと比較すると、カスタマーマネージド型アプローチは、Studio Talendで作成されたアーティファクトのオーケストレーション化、実行、スケーリング、監視で、カスタマーマネージド型のサーバーレスプラットフォームやコンテナー化プラットフォーム(オンプレミスまたはクラウドホスティング)に依存する部分が高くなっています。

詳細は、Containerization in the Cloudをご覧ください。