重要なプラグイン - Cloud - 7.3

Talend Studioユーザーガイド

Version
Cloud
7.3
Language
日本語
Product
Talend Big Data
Talend Big Data Platform
Talend Cloud
Talend Data Fabric
Talend Data Integration
Talend Data Management Platform
Talend Data Services Platform
Talend ESB
Talend MDM Platform
Talend Real-Time Big Data Platform
Module
Talend Studio
Content
ジョブデザインと開発
Last publication date
2024-02-13
対象製品...

Data Fabric

MDM Platform

プラグインとは、Talend MDMに特定の機能を追加する特別なコンポーネントのことをいいます。Talend Studioでは、プロセスとの組み合わせが推奨されるプラグインのリストを示しています。これらのプラグインにはcallJobgroovyxsltが含まれています。

Studioにリスト表示されているプラグインの一部とそのパラメーターの詳細について、以下の表で説明します。

プラグイン

アクション

説明

callJob

マスターデータで Talend ジョブを実行します(たとえば、変更またはプロパゲート)。

使用するスキーマの詳細は、ジョブを呼び出すためにMDMプロセスで使用されるスキーマをご覧ください。

このプラグインではローカルの Talend ジョブが実行されます。

パラメーター:

url: ローカルの Talend ジョブのURL。

Name: 入力変数の名前。

Value: 入力変数の値。
注: 関連するジョブを表示する場合は、[Open Job] (ジョブを開く)ボタンをクリックして Integration パースペクティブで開きます。

groovy

groovyスクリプトを呼び出し、プロセスで使用してデータを変換します。

このプラグインでは、groovyスクリプトの機能がすべて実装され、[Update Report] (アップデートレポート)の受信時にデータの処理と変換が行われます。XMLドキュメントを読み取り、データを変換してXMLドキュメントに書き込むこともできます。

workflowtrigger

項目を Talend MDMワークフローエンジンに渡します。

このプラグインでは、 Talend Studio BPM パースペクティブで作成されたプロセスが実行されます。

パラメーター:

-processId: Talend Studio BPM パースペクティブでデザインされたプロセスのID。

警告: 完全なprocessIdを入力してください。そうしないとプロセスが見つからないことを示すエラーメッセージが表示されます。 BPM パースペクティブのプロセスプールを表す白い四角形をクリックすると、[General] (全般)エリアに完全なprocessIdを表示できます。

-processVersion: プロセスのバージョン。

-username: BPMサーバーにアクセスするためのユーザー名。

-password: BPMサーバーにアクセスするためのパスワード。

-variable(s): ワークフローで使用される変数。以下のとおりです。

scope: 変数のスコープ、processまたはactivity

activity Id: スコープがactivityと等しい場合。

name: ワークフロープロセスで定義された変数の名前またはactivity

type: 変数のタイプ。文字列型ブール型、その他を選択できます。

fromItem: 項目の一部に由来する値。trueまたはfalseになります。

xpath: fromItemtrueに等しい場合。

警告: workflowtriggerプラグインを使い、完全な変数パラメーターをプロセスインスタンスに送信できるようにするには、xpath変数を入力する必要があります。そうしないと、処理中のエラーメッセージが表示されます。

value: fromItemfalseと等しい場合。ワークフローの作成と管理の詳細はワークフロー(非推奨)をご覧ください。

workflowcontexttrigger

MDMコンテキストオブジェクトを Talend MDMワークフローエンジンに渡します。

このプラグインでは、ワークフロープロセスがインスタンス化され、MDMコンテキストオブジェクトが送信されます。

MDM コンテキストオブジェクトは普通のJavaオブジェクト(POJO)で、以下のパラメーターが含まれます:

-Context info: MDMサーバーに接続するためのホストおよびポート情報。

-Update Report info: アップデートレポート。

-Entity XML: XML形式のエンティティ。

-XsdSchema: エンティティのXSDスキーマ。

Bonita Groovyエディターを使用すると、以下のことができます:

  • グローバル変数の定義(例、mdm_context)。

  • mdm_context.getHost()を使ってホスト値を取得

  • mdm_context.getValue(Sting xpathを使ってエレメント値を取得

  • mdm_context.setValue(String xpath, Object value)の使用によるエレメント値の設定。

詳細は、Eclipseヘルプ(Talend MDM>API Referenceで利用可能)からMDMContextクラスのJavadocをご覧ください。

xslt

XSLTを使用してXMLドキュメントを変換します。

このプラグインでは、入力XMLドキュメントにxslt変換が実装されます。XSLT 2.0がサポートされており、クロスリファレンス機能がエンリッチ化されています。MDMハブに保管されているマスターデータに対して、オンザフライで相互参照を行うための具体的な手順を説明します。XSLTの出力メソッドがxmlまたはxhtmlに設定されている場合、以下の属性を持つすべてのエレメントでXSLTが処理された後に相互参照が実行されます:

<MyElement
     xrefCluster='CLUSTER'
     xrefIn='TEST1, ..., TESTN'
     xrefOut='XPATH_IN_ITEM'
     xrefIgnore='true|false'
     xrefDefault='DEFAULT_VALUE'
>OLD_VALUE</MyElement>

以下に各属性の定義を示します:

-xrefCluster: 相互参照に使用される項目が保管されるコンテナー(クラスター)。

-xrefIn: この項目内容をリモート項目と一致させる一連のXPathsテスト。

-xrefOut: この項目のコンテンツを置き換えるコンテンツのエンティティ(コンセプト)名から始まる、リモート項目のXPath。

-xrefIgnore: 省略可能。デフォルトはfalseになります。trueに設定すると、項目が見つからない場合でも相互参照は失敗せず、xrefDefault値が挿入されます。

-xrefDefault: xrefIgnoreがtrueに設定され、相互参照が失敗した場合は、代わりにこの値が使用されます。

[Input variables] (入力変数):

-xml: XSLTを適用するxml。

-parameters: 次の形式のXSLTに対する任意の入力パラメーター。

<Parameters>
   <Parameter>
       <Name>PARAMETER_NAME</Name>
       <Value>PARAMETER_VALUE</Value>
   </Parameter>
</Parameters>

[Output variables] (出力変数):

- text: XSLTの結果。

このプラグインの例は、xsltプラグインの例をご覧ください。