Talend MDMは、Base64エンコーディングの暗号化キーを使って次のパスワードをすべて暗号化します。
- <MDM_ROOT>\confにあるmdm.conf設定ファイルとdatasources.xml設定ファイル
- Talend Data Authoring for MDMの<MDM_ROOT>/apache-tomcat/confにあるdata-authoring-gateway.properties設定ファイルとdata-authoring-proxy.properties設定ファイル
By default, the encryption key is auto-generated and saved as the value of the mdm.encryption.key
property in the <MDM_ROOT>\apache-tomcat\conf\aeskey.dat file 20hen you start your MDM server for the first time.0000
Talend MDMでは、次のいずれかの方法で暗号化キーを変更できます。
- <MDM_ROOT>\apache-tomcat\conf\aeskey.datファイルにある
mdm.encryption.key
プロパティの値をアップデートする。または
- システムプロパティ
encryption.keys.file
を追加し、別のプロパティファイルで暗号化キーを使用する。
MDM暗号化キーについては次の点に注意が必要です。
- Talend MDMインスタンスのMDM暗号化キーが生成または変更された後は、MDMインスタンスが対話するTalend Studioの全クライアントでMDM暗号化キーを使用する必要があります。
- Talend Studioでは、必要な数のMDMサーバーに接続を作成できます。Talend StudioにあるMDM暗号化キーは、Talend Studioと対話するMDMサーバーのキーと同じであることが必要です。この一貫性が保たれるよう、Talend Studioと対話するMDMインスタンスに基づいてTalend StudioのMDM暗号化キーをアップデートし、Talend Studioを再起動します。
このタスクについて
次の手順に従って、
MDM暗号化キーを設定します。
手順
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mdm.conf設定ファイルとdatasources.xml設定ファイルでパスワードが既に暗号化されている場合は、プレーンテキストに置き換えられます。
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Talend Data Authoring for MDMを使用しており、data-authoring-gateway.properties設定ファイルとdata-authoring-proxy.properties設定ファイルのパスワードが既に暗号化されている場合は、プレーンテキストに置き換えてください。
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base64暗号化ツールを使って新しい暗号化キーを生成します。例: https://www.base64encode.org
警告: 入力文字列の長さは16か32であることが必要です。
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次の手順に従って、Talend MDMインスタンスのMDM暗号化キーを設定します。
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<MDM_ROOT>\apache-tomcat\conf\aeskey.datファイルで暗号化キーを使う場合は、そのファイルにある
mdm.encryption.key
プロパティの値を新しいbase64エンコードの暗号化キーに設定して変更を保存します。
mdm.encryption.key=<base64_encoded_encryption_key>
<base64_encoded_encryption_key>
は、base64暗号化ツールで生成される新しい暗号化キーです。
-
別のプロパティファイルにある暗号化キーを使う場合は、そのファイルに
mdm.encryption.key
プロパティを追加し、base64エンコードの新しい暗号化キーを値として設定して、 <MDM_ROOT>\apache-tomcat\bin\catalina.batファイルに次のシステムプロパティに追加します。
set "JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Dencryption.keys.file=<key_file_path>"
<key_file_path>
はプロパティファイルへのパスです。例: D:\mdm-encryption-key\mdmkey.dat
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MDMサーバーを再起動します。
mdm.conf設定ファイルと
datasources.xml設定ファイルにあるパスワードは、新しい暗号化キーで暗号化されます。
注:
- プレーンテキストバージョンが同じものであっても、暗号化されたパスワードは異なる場合があります。
- パスワードは、MDMサーバーが再起動されるたびに暗号化されます。
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必要であれば、前のステップを繰り返して他のTalend MDMインスタンスでMDM暗号化キーを設定します。
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次の手順に従って、Talend StudioクライアントのMDM暗号化キーを設定します。
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Talend Studioのインストールディレクトリーで\configuration\studio.keysファイルを開きます。
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mdm.encryption.key
プロパティを追加します。既に存在する場合はその値を変更します。
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Talend Studioを再起動します。
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必要であれば、前のステップを繰り返して他のTalend StudioクライアントでMDM暗号化キーを設定します。