次に、ジョブを拡張してオンザフライ変換を組み込みます。これらの変換を実装するには、tMapコンポーネントをジョブに追加する必要があります。
このコンポーネントは多機能で、次のことを処理できます。
- 複数の入力および出力
- 参照の検索(単純、直積集合、前方一致、後方一致など)
- 結合(内部、外部)
- 変換
- リジェクト
- その他
手順
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リンクを右クリックし、[Delete] (削除)オプションをクリックして、ジョブの2つのコンポーネントを結合するリンクを削除します。次に、以前行ったように、[Processing] (処理)コンポーネントグループのtMapを間に配置して、入力コンポーネントをtMapにリンクさせます。
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最終的に、tMapを標準出力にリンクするため、tMapコンポーネントを右クリックして、を選択して、tLogRowコンポーネントをクリックします。ダイアログボックスにout1と入力して、リンクを実装します。論理的には、ここでメッセージボックスが表示されますが(スキーマのバックプロパゲーションのため)、[No] (いいえ)をクリックして無視します。
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次にtMapをダブルクリックし、そのインターフェイスにアクセスします。
左側で、入力ファイル(row1)のスキーマ(記述)を確認できます。右側の出力は現時点では空の状態です(out1)。
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[Firstname] (名)カラムと[Lastname] (姓)カラムを、画面下部に示された[Name] (名前)カラムにドロップします。次に、[Address] (住所)カラムと[City] (都市)カラムを各行にドロップします。
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カラムで次の変換を実行します:
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out1テーブルから[Lastname] (姓)カラムを削除し、残りのカラムの長さを増やします。それには、tMapエディターの下部にある[Schema Editor] (スキーマエディター)に移動し、以下のようにします:
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スキーマから削除するカラムを選択し、十字アイコンをクリックします。
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長さのサイズを増やす必要のあるカラムを選択します。
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[Length] (長さ)カラムに、長さサイズを入力します。この例では、残りの各カラムの長さを40に変更します。
注: 顧客の名と姓が連結されるため、フルネームのサイズに適合するように、名前カラムの長さを伸ばす必要があります。[City] (都市)カラムでは、変換は行いません。
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[OK]をクリックして変更を確認し、マップエディターインターフェイスを閉じます。
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ジョブを実行します。
タスクの結果
住所は大文字で表示され、名と姓が同じカラムに一緒に表示されています。