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DatabaseSelectから1つのtDBInputに移行

非推奨のDatabaseSelectファンクションをtDBInputコンポーネントに置き換えるため、ジョブおよびマップをアップデートします。

始める前に

  • DatabaseSelectファンクションを使用するtHMapが含まれているジョブがあること。
  • Studio Talendでデータベースへの接続が作成済みであること。詳細は、データベース接続を設定をご覧ください。スキーマがマップで使われているストラクチャーと同じであることを確認します。

このタスクについて

この例には、従業員情報が含まれているデータベースからデータを読み取ってXMLストラクチャーにマッピングするtHMapと、結果をXMLファイルに書き込むtFileOutputRawを持つシンプルなジョブが用意されています。 ジョブは次のようになります。
tHMapで使われるマップは次のようになります。

この例の目的は、非推奨のDatabaseSelectファンクションを削除し、ジョブに対して同じ動作を維持することです。

手順

  1. 自分のジョブで、tHMapの前に[Metadata] (メタデータ) > [Db Connections] (データベースコネクター)から入力データベーステーブルをドラッグ&ドロップします。
  2. プロンプトが表示されたらtDBInputを選択し、[OK]をクリックします。
  3. [Row] (行) > [Main] (メイン)接続を使って、tDBInputを自分のtHMapにリンクさせます。
  4. tDBInputをダブルクリックし、クエリーをアップデートして、DatabaseSelectファンクションで使われているフィルターをマッチングさせます。
    この例では、EMPLOYEE_IDの値が200を超えるレコードを選択したいとします。全体的なクエリーは次のようになります。
    "SELECT 
      `employees`.`EMPLOYEE_ID`, 
      `employees`.`FIRST_NAME`, 
      `employees`.`LAST_NAME`, 
      `employees`.`EMAIL`, 
      `employees`.`PHONE_NUMBER`, 
      `employees`.`HIRE_DATE`, 
      `employees`.`JOB_ID`, 
      `employees`.`SALARY`, 
      `employees`.`COMMISSION_PCT`, 
      `employees`.`MANAGER_ID`, 
      `employees`.`DEPARTMENT_ID`
    FROM `employees`
    WHERE `EMPLOYEE_ID` > 200"
  5. Mappingパースペクティブで、マップの入力として使われているデータベースストラクチャーの下にあるRepresentationsフォルダーを展開します。
    • [Map] (マップ)表記があれば、次のステップに移動できます。
    • [Map] (マップ)表記がない場合は、[Representations] (表記)を右クリックして[New Map] (新しいマップ)をクリックします。
  6. ジョブで使われたマップを開き、[Input] (入力)側の[Database] (データベース)をクリックして[Map] (マップ)を選択して[OK]をクリックすると、表記がアップデートされます。
  7. 入力ストラクチャーでDatabaseSelectファンクションを削除します。

    これは、[IO/Database] (IO/データベース)タブにあるルートエレメント上か、Rowループ上のいずれかにあります。

  8. マップとジョブを保存します。

タスクの結果

以上で、お使いのジョブは非推奨のDatabaseSelectファンクションではなくtDBInputコンポーネントを使用するようになります。このジョブを実行すれば、同じ結果が得られます。
情報メモヒント: tHMap上のエラーアイコンを削除する場合は、ジョブをいちど終了して開き直すことが必要な場合があります。

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