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プロジェクトのPOMファイルを生成

パフォーマンス上の理由により、デフォルトではプロジェクトのPOMファイルが生成されません。継続的インテグレーションのビルドが正しく実行されるよう、まずプロジェクトのPOMファイルを作成することが必要です。Talend CI Builderを使用してmvn org.talend.ci:builder-maven-plugin:8.0.X:generateAllPomsコマンドでプロジェクトのPOMファイルを生成できます。

始める前に

継続的インテグレーションのアップデートリポジトリーが設定できました。詳細は、Talend Studioと継続的インテグレーションのアップデートリポジトリーを設定をご覧ください。

このタスクについて

プロジェクトのPOMファイルを生成するには:

手順

  1. Gitプロジェクトをチェックアウトします。
    Gitプロジェクトをチェックアウトする方法の詳細は、Gitチェックアウトをご覧ください。
  2. プロジェクトをチェックアウトしたディレクトリーの下にあるmvn org.talend.ci:builder-maven-plugin:8.0.X:generateAllPomsコマンドを実行して、プロジェクトのPOMファイルを生成します。

    プロジェクトのPOMファイルを生成する前に、次の点にご注意ください。

    • POMファイルの生成プロセスは、製品のライセンス、Studio Talendフィーチャーパッケージのリポジトリー、Studio Talendアップデートのリポジトリーに依存しています。プロセスの依存先は、対応する-Dlicense.path-Dtalend.studio.p2.base、および-Dtalend.studio.p2.updateパラメーターで指定できます。これらのいずれかにアップデートがあった場合、対応するパラメーターでプロジェクトのPOMファイルを再生成する必要があります。
    • 既にスタンドアロンステップでTalend CommandLineがインストールされており、ライセンスをアップデートしたり、Studio Talendのマンスリーアップデートを適用する必要がない場合は、-Dproduct.pathパラメーターを使ってコマンドを実行するだけの処理になります。詳細は、スタンドアロンステップでTalend CommandLineをインストール(オプション)をご覧ください。
    • 移行の場合に、全プロジェクトや項目についてPOMファイルを生成したいことがあるとします。-DprojectFilter-DitemFilterパラメーターを使用して、特定のプロジェクトや項目をフィルタリングできます。
    • Talendが提供する8.0 R2022-06以降のStudio Talendマンスリーアップデートがインストールされ、メインプロジェクトに重複する参照プロジェクトがある場合:
      • 重複する参照プロジェクトのモジュールはメインプロジェクトのPOMファイルから除外され、重複する参照プロジェクトのアーティファクトはデフォルトで依存項目としてMaven .m2フォルダーにインストールされます。
      • メインプロジェクトのPOMファイルを生成する時に、プロファイルを有効にするよう-Dtalend.profile.modeパラメーターを追加する必要はありません。

    CI関連のパラメーターの詳細は、CIビルダー関連のMavenパラメーターをご覧ください。

    次に、Talend CommandLineをインストールし、Studio Talendマンスリーアップデートを適用してから、プロジェクトの全POMファイルを生成する例を示します。

    # To generate all POM files for your projects
    mvn org.talend.ci:builder-maven-plugin:8.0.X:generateAllPoms 
    -Dproduct.path=/home/talend/studio 
    -Dlicense.path=/home/talend/studio/license 
    -Dtalend.studio.p2.base=https://update.talend.com/Studio/8/base 
    -Dtalend.studio.p2.update=https://update.talend.com/Studio/8/updates/R2023-02

    以下は、カスタムスクリプトを使ってプロジェクトの全POMファイルを生成する例です。このカスタムスクリプトによって、Mavenバージョンを変更するchangeMavenVersionコマンドと、プロジェクト用にPOMファイルを再生成するTalend CommandLineregenerateAllPomsコマンドが呼び出されます。

    # The content of the script named upgrade_version.txt
    -pn gitProject -ul 'jobbuilder@talend.com' -gt
    changeMavenVersion 1.0.5 --item-filter 'label%*test5_pere*' --subjobs --snapshot
    regenerateAllPoms
    # To execute the custom script upgrade_version.txt
    mvn org.talend.ci:builder-maven-plugin:<version>:executeScript -s ./maven_settings.xml 
    -Dgeneration.type=local 
    -Dproduct.path=/home/talend/studio 
    -Dlicense.path=/home/talend/studio/license 
    -DscriptFile=/home/talend/upgrade_version.txt
  3. プロジェクトのビルドをテストし、Mavenパッケージコマンドを使ってそれらをパッケージ化します。

    プロジェクトをビルドしパッケージする前に、次の点にご注意ください。

    • メインプロジェクトのPOMファイルを生成する際にプロファイルが有効にされていた場合、プロジェクトやアーティファクトをビルドする時に-Pパラメーターを使ってプロファイルを指定する必要があります。Mavenプロファイルの詳細は、ビルドプロファイルの概要をご覧ください。プロファイルの有効化についての詳細は、CIビルダー関連のMavenパラメーター-Dtalend.profile.moduleパラメーターに関連する説明をご覧ください。
    • Talendが提供する8.0 R2022-06以降のStudio Talendマンスリーアップデートがインストールされ、メインプロジェクトに重複する参照プロジェクトがある場合は、メインプロジェクトをパッケージ化する際にその参照プロジェクトが共にパッケージ化されないため、個別にそれをパッケージ化する必要があります。

    次に例を示します。

    # To build your projects and package artifacts
    mvn clean package 
    -Dlicense.path=/home/talend/studio/license 
    -Dtalend.studio.p2.base=https://update.talend.com/Studio/8/base 
    -Dtalend.studio.p2.update=https://update.talend.com/Studio/8/updates/R2023-02

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